君への挽歌 株式会社JIGGYFILMS

作品詳細

君への挽歌

鎮魂歌は、誰のために

INTRODUCTION

「《どう死ぬか》と向き合った時、人は初めて《どう生きるか》と向き合えるのではないか」……イ・チャンヨル監督が思索の果てに辿り着いた人生の在り方を、日本同様に高齢化が進む韓国社会で多くの者が向き合う「認知症」と、韓国の口承伝統芸能「パンソリ」を題材に綴った『君への挽歌』。 パンソリの歌い手である夫と認知症を患った妻の、生と死の間で歌い上げられる愛の物語は、韓国ではまだ認められていない安楽死の課題にも言及するなど、命の尊厳の現実を観る者に問いかける内容に国を越えて多くの人々が涙し、世界各地の映画祭で作品賞・監督賞・主演俳優賞を中心に計51冠もの賞を受賞。韓国インディペンデント映画史上、最も多くの賞を獲得した映画となった。 主人公ドンヒョク役を演じた俳優ソン・ドンヒョクは、認知症を患った自身の母親を15年間支え続け、本作の撮影開始の2週間前に見送った過去を持つ。亡き者の成仏を願う「晩歌」をはじめ、 彼が生歌で披露する魂の込められた歌声は、本作の最大の見どころとなっている。ドンヒョクの妻ヨニ役を演じたのは、日本でも話題となった韓国ドラマ『ペントハウス』などで知られるチョン・アミ。200本以上の演劇作品に出演したベテランとして、本作でも認知症により否が応でも変化していってしまう一人の女性の姿を、自然かつ壮絶に演じた。

STORY

韓国の口承伝統芸能「パンソリ」の優れた歌い手としてのツアー公演、大学教授としての学生たちへの国楽の講義と、長年にわたり多忙の日々を送ってきたドンヒョク。 彼は「晩年を故郷で過ごしたい」という妻ヨニの願いを受け入れ、夫婦二人での美しい田舎暮らしを始める。ないがしろにしがちだった妻との時間を取り戻そうとするドンヒョクだったが、ほどなくして彼女の言動の異変に気づく。 今何を話していたのか、何をしていたのかを忘れてしまう。感情を制御し切れず、時には暴力まで振るってしまう……ヨニは、認知症を患っていた。 何もかもを捨てて、愛する妻の介護に向き合うドンヒョク。しかし認知症が進行し、別人のように変わっていくヨニに、彼の心は疲れ果てていく……。

CAST

ソン・ドンヒョク、チョン・アミ、キム・ユミ、ミン・ギョンジン、チャン・テフン

STAFF

脚本・監督:イ・チャンヨル プロデューサー:イ・ハンヨル 製作:映画社純粋 日本語字幕:コンテンツセブン 配給協力:LUDIQUE、アルファープロデュース、グローバルリンクス 宣伝:Cinemago 配給:SCRAMBLE FILM
原題:그대 어이가리(英題:A Song for My Dear)

RELEASE

収録内容:

   映像

   ・本編(120分)

   ・舞台挨拶(10分)

<製作年度>2023年
<製作国>韓国
<DVD仕様>カラー/ビスタ/ステレオ/一層/音声:韓国語
<セル価格>3,960円(税込)

発売日:2025/11/5

R指定:G

販売元:株式会社JIGGY FILMS

コピーライト:©︎ Film Company Soonsu / SCRAMBLE FILM / Cinemago