ドゥリム パレス 株式会社JIGGYFILMS

手に入れた物件は、夫の命の値段でした──

 

 

2026年3月28日(土)より

東京・ユーロスペースほか全国公開

 

監督:カ・ソンムン

出演:キム・ソニョン、イ・ユンジ、チェ・ミニョン、キム・テフン、イ・デヨン、キム・ヨンジュン、オ・ジャフン

2022年/韓国/カラー/ステレオ/112分/G/韓国語/原題:드림 팰리스/日本語字幕:大沢晴美/配給:JIGGY FILMS

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INTRODUCTION

社会構造が生み出す軋轢を、夢のマイホームを購入した人の視点で見つめるソーシャルリアリズムドラマ

 

韓国映画界が注目する新人監督に贈られる〈大鐘賞・注目の視線〉賞を受賞!
建築欠陥や住民間の対立に翻弄されながらも、普通の幸せを手に入れようと奔走する女性の姿を描いた衝撃作。

 

監督は、短編映画で数々の賞を獲得してきたカ・ソンムン。長編デビューとなる本作で、韓国映画評論家協会賞の監督賞を受賞。さらに青龍映画賞新人監督賞にもノミネートされ、多くの注目を集めた。

主演を務めるのは、韓国を代表する名バイプレーヤーのキム・ソニョン(「愛の不時着」『三姉妹』『コンクリート・ユートピア』)。抜群の存在感を放ち、第59回大鐘賞主演女優賞にノミネートされるなど高い評価を得た。共演には、本作で3つの助演女優賞を受賞したイ・ユンジ(「キング〜Two Hearts」)、次世代注目株のチェ・ミニョン(「弱いヒーロー2」)ら、多彩な実力派が顔をそろえる。

 

舞台となる新築タウンマンション〈ドリームパレス〉は、多くの韓国人にとって安定した人生の象徴とも言える存在。しかしその裏には、労働災害や不動産危機、格差といった現代資本主義のひずみが潜んでいる。

韓国社会のダークスポットを照らしながら、人間の不完全さや倫理観の摩擦を静かに描く本作は、幸せとは何かを私たちに問いかける重層的なヒューマンドラマだ。

STORY

職場での事故火災で夫を失ったヘジョンは、真相を求めて会社への抗議活動を続けてきた。しかし、長引く闘いの末にやむなく和解金を受け入れ、中学生の息子ドンウクを連れて新築タウンマンション〈ドリームパレス〉へ移り住む。
ところが、新たな生活への希望も束の間、自室に建築上の深刻な欠陥が発覚。不動産会社は「満室になるまで修繕はできない」と取り合ってくれず、管理組合で問題を提起しても、住民たちは事なかれ主義で何も行動しない。ヘジョンは自ら修繕費を捻出しようと、マンションの値下げキャンペーンに参加。かつて同じ火災で夫を亡くしたスインに部屋を安く譲ろうとするが、「資産価値を下げる行為」として住民たちから激しく非難され、孤立を深めていく。
夫の命と引き換えに手に入れた〈家〉、そして息子との〈日常〉を守るため、ヘジョンは再び抗議活動に身を投じていく──。

CAST

 

へジョン 役

キム・ソニョン

1976年生まれ。「愛の不時着」(2019)、「未知のソウル」(2025)など、多数の映画・ドラマ作品に出演。確かな演技力と圧倒的な存在感で、作品に深みを与える韓国を代表する名バイプレーヤー。

本作では、第59回大鐘賞主演女優賞にノミネートされ、第20回アジアフィルムフェスティバルで主演女優賞を受賞。その実力が改めて高く評価された。

 

 

 

スイン 役

イ・ユンジ

1984年生まれ。「宮 -Love in Palace-」(2006)、「ドリームハイ」(2011)などの代表作で知られる一方、情報番組「芸能街中継」のMCをはじめ多方面で活躍し、幅広い世代から親しまれている。

本作では、自然体の演技と細やかな表現力で観客を惹きつけ、第43回韓国映画評論家協会賞ほか複数の映画賞で助演女優賞を獲得した。

 

 

 

ドンウク 役

チェ・ミニョン

2002年生まれ。2014年に子役デビューし、「力の強い女ト・ボンスン」(2017)、「梨泰院クラス」(2020)などに出演。Netflixシリーズ「弱いヒーロー Class 2」(2025)では、主人公が転校した高校の生徒を演じ、自身の内面と向き合いながら暴力に立ち向かう姿が印象を残す。
子役時代から培った演技力を武器に、多様な役柄をこなす若手実力派として今後の活躍が期待されている。

STAFF

 

監督・脚本

カ・ソンムン 

1988年生まれ。短編映画『Story about K(2006)が第8回ソウル国際青少年映画祭でグランプリを受賞し、早くから注目される。『Mongrels(2017)は、富川国際ファンタスティック映画祭やブリュッセル短編映画祭など、国内外の映画祭に出品され広く評価された。

長編デビュー作『ドゥリム パレス』では、韓国映画振興委員会主催のシナリオコンペでグランプリを受賞。青龍映画賞および大鐘賞で新人監督賞にノミネートされ、第43回韓国映画評論家協会賞で監督賞を受賞するなど、韓国映画界を牽引する新鋭監督として期待を集めている。

COMMENT

 

 

 

美しく清潔なマンションの内部に、知らぬ間に溜まった錆びた水。この場所の美しさを夢見たひとりの女性が、建物の内側に巣食う欠陥や腐敗とどのように向き合っていくのか。それは、彼女が自身の内に抱えた暗い影と向き合うまでの過程でもある。

 

月永理絵(ライター、編集者)

 

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何を手に入れたら幸せになれるのか。何を手放せば幸せになれるのか。明確な答えがないからこそ、人は悩み、間違え、時に道を踏み外す。譲れないものにこだわる者、割り切って別の道を模索する者、どっちつかずで彷徨い続ける者。あらゆる観点から“人”を映し出す本作は、目にする者にとっての幸せが何であるのかを問うてくる。何のため、誰のため、何に価値を見出して生きていくのか。本当はもっとシンプルで良いのかもしれない。

 

ミヤザキタケル(映画アドバイザー)

 

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数多の作品を底上げし、時に他を凌駕してきたキム・ソニョンさん。彼女だけが出せる深みある表情で物語は進む。動揺や葛藤、そして自分の正しさを信じた後に跳ね返ってくる事実に直面しながら、交錯する。

夫を失い、息子とは通じ合えず、マイホームには茶色い水が垂れ流されている。孤立していく自分に蓋をし、悲痛な社会問題に抗いながら、終わりのない感情と向き合ったのが私だったとしたら。どうしたかったのだろう。

 

森田想(俳優)

 

 

THEATER

 

関東

東京

ユーロスペース 上映終了

栃木

小山シネマロブレ 上映終了

栃木

宇都宮ヒカリ座 上映終了

 

 

中部・北陸

愛知

ナゴヤキネマ・ノイ 上映終了

長野

長野相生座・ロキシー 上映終了

 

 

関西

大阪

テアトル梅田 上映終了

大阪

シネ・ヌーヴォ 上映終了

京都

京都シネマ 上映終了

兵庫

元町映画館 上映終了

兵庫

ヱビスシネマ。 上映終了